ウクライナの子どもたちを想う―理事長談話
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ウクライナの子どもたちを想う―理事長談話
2022年3月10日
ウクライナの子どもたちを想う―理事長談話
社会福祉法人多摩福祉会
理事長 垣内国光
私たちがお世話する子どもたちが遊び眠るその瞬間にも砲弾が落ちている。
おもちゃもベッドも奪われ母親と逃げ惑う子どもたちがいる。
なんとしたことか。
子どもの権利を守るために全世界が誓ったジュネーブ宣言(1924年)は「児童は、危難の際には、最初に救済を受ける者でなければならない」と謳ったのではなかったか。
戦後の子どもの権利条約(2003年日本批准)でも「武力紛争の影響を受ける児童の保護及び養護を確保する」と誓ったのではなかったか。
なぜ兄弟である隣国を侵攻するのか。あなたの国の人々は子どもたちに恐怖を与えることを望んでいるのか。
子どもたちの幸せと平和を願って設立された社会福祉法人多摩福祉会の理念から見ても到底受け入れることはできない。
法人創設者浦辺史(うらべひろし1905‐2002)はこう言われるだろう。「私たちはウクライナの子どもたちとともにありたい」と。
口惜しいことだが私たちに何ができようか。銃をとることはできない。心を寄せウクライナの子どもたちに危害が及ばないことを祈ろう。
どこでもいい、声を上げよう。そして良き隣人として小さな支援を届けよう!
日本の子どももウクライナの子どもも一生懸命に生きている。あの子たちに恥じない大人として武器にはならない支援を!
ユニセフウクライナ緊急支援